ラムザは身構えた
「おっと、早まっちゃいけねぇ。俺は金にならない殺しはしない事は知っているだろう?それに俺はもう死んだんだ。」
「どういうことだ?」
「俺だけじゃない、ここにいる全員死んでいるんだ。
イヴァリースの世界で無念の死を遂げた者たちが集まる、それが死都ミュロンドって場所さ」
「私は生きている。禁呪魔法のデジョンを使ってこちらの世界へ来たんだ。」
「らしいな。堕天使アルテマ様が死んだって、こっちの世界じゃ大騒ぎしているんだ。
まさかお前らが殺ったとはな。だが残念だったな、ここから元の世界に戻る方法はないぜ。」
「はぐれた仲間たちを探している、何か知らないか?アグリアスもこっちへ来ているんだ」
「あの石頭の騎士さんも来ていたか。あんなべっぴんさんがこちらの世界に来たら
すぐにでも噂になるだろうよ。」
「手掛かりはなしか…」
「そういやスゴ腕のガンマンが最近、街に現れたって話は聞いたな。」
「ムスタディオだ!詳しい話を聞かせてくれ。」
「おっと、ここからはビジネスの話になるぜ。」
「…何をすれば良い?」
「話が早いな。儲け話を手伝ってもらうぜぇ」
ガフガリオンはニヤリと笑った。