スクエニ元社長の和田さんがnoteに業界裏話を書いてくれたよ。
和田元社長は、昔、関係が悪かったスクエニと任天堂の仲を修復した人物と言われています。そんな和田さんが、当時の状況を赤裸々に語ってくれました。興味がある方はぜひ読んでみて下さい。
内容を読んでみると、先日リマスターが発売されたFFCCがスクエニと任天堂の関係を取り戻す重要な作品であることがわかりました。
今回は和田さんのNOTEの内容をかいつまんで書きます。
スクエニは任天堂から取引拒否されていた
2000年時点でスクウェアはソニーのプレイステーション以外にソフトを出してなかった。
スクエニが出禁になった本当の理由
- 発端はスクウェア側の配慮不足による感情の行き違い
- そしてスクウェア側の外交の未熟さと、任天堂の頑固な姿勢
- スクエニが打ち出したコンビニ流通機構「デジキューブ」により、任天堂の流通機構を否定。
- スクウェア創業者と山内社長との確執。
スクエニに法人外交のノウハウがなかった
2001年、スクウェアはゲームボーイアドバンスでソフトを出そうとしていたが、誰も任天堂に根回ししていなかった。
ソニーが出資
映画の失敗で経営が傾きかけたとき、2001年10月、ソニーがスクエニに出資。スクエニはソニーに財務危機を救ってもらったということになる。
ファイナルファンタジーの新作がPSで発売されるのは、こういった背景もあるのでしょう。
関係修復のきっかけは任天堂
山内社長は私財を投じてゲーム開発支援の「ファンド・キュー」を立ち上げる。
そしてファンド・キューの対象にならないかと、スクウェアのクリエーターに任天堂からアプローチがあった。
山内社長との会合
山内社長の印象は、和田氏いわく「ラスボス感が半端ではない」
このへんのやりとりは笑えるので、和田さんのnoteを読んでみましょう。
ソニー、任天堂の大人の対応
任天堂との取引再開は、任天堂とソニーの配慮のおかげだという。
そして取引再開の第一作としてFFCCが発売されたのである。
ソニー、任天堂と仲良くするために
ソニーに対してスタイリッシュなFFを提供し、任天堂に対して王道RPGを提供すると考えることで世界観でバッティングすることなくソニー、任天堂の両方で販売することができた。
内容を読んでみると「半沢直樹」みたいに熱い物語でした。FFCCがスクエニの新たな道筋となるかもしれませんね!