Have the Ramzas died?
FFTのEDはお世辞にもHAPPYENDとは言い難い、後味の悪いものとなっています。
その理由の一つに、異世界である死都ミュロンドまで行き、アルテマを倒したラムザパーティが現世に戻れず、行方不明となってしまうことにあります。
EDのシーンでオーランがラムザ一行を見かけるシーンがありますが、オーランの呼びかけにも応じず、どこかへ走り去ってしまいます。私は本物とは思えず、オーランの幻覚だと考えています。
残念ながら、ラムザ、アルマ、オルランドゥ、アグリアス、ムスタディオは現世に戻れなかったのです。
その理由を挙げます。
死都ミュロンドへ来た時点で、現世に戻る手段はない
ローファルによって、魔法陣が破壊されてしまいます。
オーランの呼びかけを無視する必要がない
裏切られることの多かったラムザですが、オーランは信用していたはず。気付かぬフリをする理由がない。
そもそもHAPPYENDである必要がない
FFTはアラズラム・デュライが書いた史実なので、物語ではない。
生存説
アラズラムはラムザ達がどうなったか知らないだけ
ラムザ達が生きて帰ってこなければ、死都ミュロンドの戦いの様子はアラズラムには書けない。
希望を残したED
死んだとはっきりさせると、あまりにも救われないEDになってしまうため生死はグレーにしておき、プレイヤーに希望を持たせた。
似たようなED(漫画)
聖闘士星矢
冥界でハーデスを倒した星矢たちは、「光りある世界へ帰ろう」と言い残し、生きて帰ってきたかはわからないまま、EDを迎える。
ダイの大冒険
キルバーンの爆弾から世界を守るために、トベルーラで爆発を防いだダイ。これも生きているのか定かではないまま、EDになる。
主人公たちが生きているかどうかわからないというEDはないわけではない。
FFTのプロデューサー松野氏のtwitter発言
ラムザパーティは全員生きています。
ディリータもオヴェリアも、あのときあの場所で死んでいません。
地位、名声、お金、全てを手に入れたけど、愛を失ったディリータと全てを失ったが、愛を手に入れたラムザ。この二人の対極的な生き方が物語のテーマの一つ。
後味の悪さで有名なEDですが、だからこそFFTが20年を経た今でも語り継がれる名作となったとも言えます。