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FFタクティクスのその後を妄想してみる⑪

ラムザ達は人身売買が行われているという会場に着いた。

どうやら売買はオークション形式で行われているようだ。

「100万ギル出すぞ!」

「私は150万ギルだ!」

客層は身なりの良い貴族もいれば、ガフガリオンのような傭兵らしい人間もいる。

「さぁ150万ギル以上はいないか!いなければこれで落札!」

司会者はマイクパフォーマンスで会場を盛り上げる。

「さぁて、本日のメインイベント!皆様この日のためにお金を貯めてきたのでは?」

「世にも美しい女騎士の登場だ!」

運ばれてきたのはアグリアスだった。牢屋に入れられて、あろうことか下着姿だ。

「うぉぉぉ、待っていたぜ!全財産を使ってでも手に入れてやる!」

「なんという美しい女性だ。これで剣士だと!?私のボディーガードにさせよう」

「あいつが仲間になれば、我が軍は戦力アップだ!」

会場の熱気は最高潮に達した。

「ラムザ、なんとかしてアグリアスを助けないと!」

ムスタディオは怒り心頭だ。

それはアグリアスも同じで、会場にいる全員をにらみつけている。

ラムザは居ても立っても居られなくなり、ステージの前まで走った

「アグリアス!」

アグリアスもこちらに気づいた。

「ラムザ!良かった…」

「アグリアス、これを!」

ラムザはカオスブレードをアグリアスに向かって投げた。

それは最初からそこにあるかのように、簡単にアグリアスの手に渡った。

アグリアスは不敵な笑みを浮かべた。

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