スポンサーリンク

FFタクティクスのその後を妄想してみた⑲

ラムザ達は街はずれにある図書館に着いた。

「誰もいないな。モンスターの巣窟になっていると聞いたが。」

ラムザは警戒しながらも中へ進んでいった。

「それにしても、物凄い数の本だな。この中にイヴァリースに帰れるヒントがあるのかね…」

ムスタディオは、あきらめ気味に近くにあった本を開いた。

すると本から、見たことがないモンスターが飛び出してきた。

「うぁあああ!本からモンスターが!」

「きゃあああ!こっちもよ!」

いないと思っていたモンスターは、本の中にいたのだ。

「兄さん、ここは任せて。私だって戦えるんだから!」

そう言うとアルマは呪文を唱え始めた。

「地に閉ざされし、内臓にたぎる火よ 人の罪を問え! ファイジャ!」

「アルマ、その呪文はダメだ!」

ラムザは叫んだが遅かった。

モンスターはみるみるうちに焼き払われたが、同時に周りの本にも火がついた。

「ああ、兄さん、どうしよう…」

「まったく、状況を見て呪文を選ばなきゃダメじゃないか。」

ラムザに怒られ、アルマはシュン、とする。

「さてどうしたものか。」

ラムザは困りながらも、近くの一冊の本を手に取った。

「時魔法か…」

「ラムザ!何のんきに本を読んでいる、火を止めてくれぇ」

マラークはブリザドを唱えながら訴える。

「だめだ、火が強すぎる。一旦脱出しよう。」

「待ってくれ、この魔法が使えるかもしれない。」

ラムザは危機的状況化でも、冷静に頭を働かせていた。

「時を最初に戻す魔法だ、リターン!」

ラムザは魔法を唱えると、辺りは真っ暗になった。

Translate »