「おい、本当に良いのかよ、賞金全部もらって」
ガフガリオンは驚いた顔をしている。
「この世界を脱出するのにギルは不要だ。
それにいくばくかのギルはある。」
ここでガフガリオンとは別れることになった。
彼はこのままこの世界で戦い、そして酒を浴び続けるのだろう。
それが彼にふさわしい生き方なのかもしれない。
ラムザはマラーク、ムスタディオと共に北の街へ向かった。
道中モンスターに襲われるが、全く相手にならなかった。
どうやら強くなり過ぎたらしい。
街へ着くと、男たちの異様な盛り上がりを肌で感じた。
どうやら美女たちの人身売買の噂は本当らしい。
「アルマやアグリアス達であってくれ」
ラムザは祈るような気持ちで人身売買が行われているテントへと向かった。