スポンサーリンク

FFタクティクスのその後を妄想してみた⑫

「お前ら覚悟はできているのだろうな」

そう言うとアグリアスはいとも簡単に牢屋を切り刻み、自由の身となった。

「ラムザ、こうなると手が付かない。一旦引くぞ。」

ラムザはうなずき、後ろを見ると、すでにアグリアスは暴れていた。

「無双稲妻突き!」

「うわぁぁ、聖騎士が暴れだしたぞ!」

「不動無明剣!」

「逃げろ!建物が崩れるぞぉ!」

「聖光爆裂破!」

「凄まじいまでの聖剣技だ!」

一時間後…

会場は跡形もなく崩れ、人の姿はなくなっていた。

ただ一人、アグリアスを除いては。

「アグリアス、生きていて良かった。この服を着てくれ。」

ラムザが声をかけると、アグリアスはラムザの胸に飛び込んだ。

「本当に良かった…」

目に涙を浮かべながらラムザを見つめる。

「アルマやラファ達も一緒ではないのか?」

「ああ、みんな無事だ。女性陣はまとめて売買にかけられようとしていたんだ。」

「今はオークションの胴元のアジトにいる。」

「よし、今日は一日休んで明日胴元のアジトに乗り込むぞ。」

ラムザの目に希望の光が輝き始めた。

Translate »