4/27はファイナルファンタジー3の発売日でした。
1990年に発売されたので今年で30年。
今回はFF3発売30周年を記念して行われた、開発者インタビューをまとめてみました。
インタビューを受けたのはこの方々
田中弘道氏(ガンホー・オンライン・エンターテイメント執行役員)
石井浩一氏(グレッゾ代表取締役)
ラストダンジョンが長くなったのは?
デバッガーが「このままじゃ歯応えがない」と言ったため。
その発言にムキになった坂口博信氏が、「じゃあ変えてやるよ!」と言って、セーブポイントがなくなったそうです笑。
そのデバッガーとは現在はFF14の開発者である鈴木敏章氏。
ハード移行期に出た作品
スーパーファミコンの発売は1990年11月21日。
開発を遅らせることができなくて大変だったみたい。
坂口さん、税関に捕まる
プログラムを担当していた人が、開発途中でアメリカに帰ってしまい、アメリカに機材を持ち込んで開発を続けることになった。
その際、坂口さんが税関で捕まってしまいました汗。
大量の開発機材が怪しまれたらしい。
キャラクター関係は石井さん開発
キャラクター開発の際、石井さんから「ナイトだったら「かばう」とか、シーフだったら「ぬすむ」とか、そういうコマンドがあればいいんじゃないの」と発言したところ、坂口さんがそのアイディアを気に入り、採用されたらしいです。
その発言が今日のファイナルファンタジーでも採用され続けているんですね。
FFIIIの細かなキャラクター設定
1.キャラクターをフィギュアにしたいと思いから、キャラクターを傾けたところ、立体感が出て、両目が見えるようになった。
2・魔剣士は戦闘不能になると、甲冑だけになるのですが、暗黒の契約で得た魔力によって魔剣士になったので、死ぬと契約の影響で肉体が消失するという設定があるから。
3・白魔導師の服のだんだら模様は、刺繍。
魔法を唱えながら紡いだ糸で刺繍しているという設定。
たまねぎ剣士の名前の由来
兜が、たまねぎの芽が出た状態に見えたから
という適当な考えから。
FF3設定資料がダンボールの中に
FFIIまでは企画書がなく、FFIIIから企画書を作るようにしたみたいです。
マップは方眼紙に描いて残している。これはドラクエの生みの親、堀井雄二さんの影響らしい。
その設定資料が今もスクエニ本社のどこかにあるはず…
というわけでFF3開発者インタビューをまとめてみました。
ゲーム開発の裏話を聞くのっておもしろいですね!