ラムザの衝撃的な発言に一同は静まり返った。
「どうして…」
アルマは絞り出す声で聞いた。
「ゾディアックブレイブの存在は封印すべきだ。また輝石の力を利用する者が現れる。」
「イヴァリースの地はディリータがきっと平定してくれる。だから僕は新しい土地へ行って、世界を見てみたい。」
「ラムザがそう言うのなら、俺は止めないぜ」とムスタディオ
「私も一緒についていく!」アルマは目を輝かせて言った。
アグリアスは複雑な気持ちで黙っている。
「まあ、体を休めてから行くことじゃ」シドはラムザの体を気遣った。
「いや、明日出発する。異端審問官は僕を探しているだろう。」
「そんな急に…」
「さみしくなるな。」
暗いムードが漂うと、ラムザは笑って応えた。
「時が過ぎればまた戻ってくるよ。永遠にお別れってわけじゃない。」
「さあ、みんなも疲れただろう。今日はもう寝よう。」
ラムザはみんなに声をかけた。
ラムザの新たな旅が始まろうとしていた。