ナーシャ・ジベリって誰やねん
ナーシャ・ジベリは伝説のプログラマーで、ファイナルファンタジーの初期作品の制作に深くかかわっていました。
今回はナーシャ・ジベリについて書きます!
略歴
イランの王族であったが、渡米してプログラミングを学ぶ。
アメリカのゲーム会社を退社後、世界中を放浪していたが、ナーシャのゲームのファンであった坂口博信の誘いによりスクウェアに入社。
『ハイウェイスター』『とびだせ大作戦』といったソフトを開発した後、『ファイナルファンタジー』に参加。
『FFIII』までを手がけ、最後に担当したのが『聖剣伝説2』だった。その後再び世界放浪の旅に出る。
逸話
『FFI』開発の時、石井浩一(FF開発者)は「飛空船に影をつけて浮いているように見せたい」と坂口博信に提案したが、「そんなの無理だ」と反対された。
しかし、石井が後日ナーシャに相談したところ、その翌日には飛空船に影がついている上に4倍速移動を実現させた。
『FFIII』の開発の時、重大なバグが発生し、ナーシャに指示を仰いだところ、修正するべき部分のプログラムコードを電話で教えてくれたという。
ナーシャはプログラムリストをすべて暗記しているという噂もある。
遊び心
『ファイナルファンタジー』の隠しゲーム、15パズルはナーシャが勝手に作ったプログラムらしい。
『ファイナルファンタジーIII』のゲーム起動時に、特定のコマンドを入力すると、隠しメッセージ「BY NASIR」と現われる。
担当作品
とびだせ大作戦 (1987, ファミリーコンピュータ ディスクシステム)
ハイウェイスター (1987, FC)
JJ (1987, FC)
ファイナルファンタジー (1987, FC)
ファイナルファンタジーII (1988, FC)
ファイナルファンタジーIII (1990, FC)
聖剣伝説2 (1993, SFC)
というわけで伝説のプログラマー、ナーシャ・ジベリについて書きました。
この人がいなければ、今のファイナルファンタジーはなかったかもしれませんね!