いや、私も観たことないんですけどね。スクウェアの黒歴史であるこの映画。公開は2001年。世界初のフル3DCG映画。主題歌はラルクアンシエル。
製作費総額、約137億円も費やしたが興行収入は10億円ほど。会社が傾くほどの大赤字を出した。
この後、これがきっかけかはわからないが、RPG界の2大巨頭であるスクウェアとエニックスの合併が決まった。
アメリカではお客さんが入ってこないため、数日から数週間で打ち切られた。アメリカから3か月遅れで公開された日本においても、米国での不人気が知れ渡り、興行収入は振るわなかった。
その頃は『千と千尋の神隠し』が公開され、空前の大ヒットを記録していたのもあると思う。
2019年の今でも、ファイナルファンタジーの映画はネタとして話題に出てくる程度である。ファイナルファンタジーのファンであれば、そっと蓋をしておきたいところである。
しかし、今この映画を公開したらどういった結果になっていただろうか?
赤字は変わらないだろう。そもそもなぜ137億円も製作費がかかったのか謎だ。ただ赤字の額はもう少し抑えられたのではないだろうか、とも思う。
というのもここ数年、ファイナルファンタジーのグローバル化が目覚ましいからだ。
FF14は北米、欧州、中国とユーザーを獲得している。
また、日本では酷評のFF15であるが、全世界で500万本の売上を記録している。
FF7の評価も高い。E3でのリメイク発表の盛り上がりは記憶に新しい。
ファイナルファンタジーが全世界に認知し始めているのだ。
今公開したら興行収入20億円くらいにはなったのではないか。赤字であることには変わりはないが。それにしても、137億円の中身が気になる…
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